高知城 梅だより 其の三十五 〇最後の満開〇
いつも高知公園をご利用いただき、誠にありがとうございます。
本日今朝9時の梅ノ段です。
梅ノ段は、全体的に終わりに近づいています。
しかし、梅ノ段で唯一、満開になっている木があります。
この花たちが終わりを告げる頃、高知城は桜の季節になるでしょう。
梅の花 咲きて散りなば 桜花 継ぎて咲くべく なりにてあらずや
万葉集 薬師張氏福子
(梅の花が咲いて散ったら、直に続いて桜が咲きそうになっているではないですか)
[bbbox][/bbbox]
これまでの梅の標本木の開花日については『お城の四季』をご覧ください。
[bbbox][/bbbox]
獅子ノ段
江戸時代には「鹿ノ段」とも書かれ、射場や馬場があったという。
また「西南櫓」「西櫓」「乾櫓」の3つの櫓が建っており厳重な警護がなされていたようである。
明治7(1874)年高知城公園の開園を記念し梅林となり、現在は「梅ノ段」と呼ばれている。